7 ランディングと外板展開
7.1
ボディラインが完成すると、外板展開・部品展開・その他諸展開の作業に移る。ランディングはこれらの作業を円滑に進めるため、欠かせない作業である。現尺現図で言えば、ラインの床おろしが完了し、側面・平面・正面にDECK
SHEER & CAMBER LINE、TANK TOP等の、主要構造を墨打ちするのと同じ感覚である。こうしておけば、後の作業が楽になり、取り合いによる誤作を防ぐこともできる。
Autoshipでは、船体主要構造を面として定義することにより、互いにぶつかり合う面との交線や開元を求めることができる。たとえば、DECKにROUND
SHEER・ROUND CAMBERのある船で、平面で斜めに走るGIRDERとの交線を求めるとき、手作業では次の手順で行われる。(図7.1)
?@平面でGIRDERと各FRAME LINEとの交点の幅を、正面のFRAME CAMBERに投影し高さを求める。
?A平面からGIRDERの実長を求め、側面にFRAME SPACEを展開する。
?B正面で求まった高さを、側面の展開FRAME SPACEに投影し、交点を求める。
?Cそれぞれの交点を、フェアー・カーブで結ぶ。
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